今回の展示は「古唐津焼」です。
唐津焼は、現在の佐賀県東部から長崎県北部で焼かれた陶器を総称します。
シンプルながらも温かみのある絵唐津の茶碗が有名で、「一楽、二萩、三唐津」という茶陶としての格付けがあるように、古くから茶の湯の名品が多くの茶人に愛されてきました。
展示の古唐津焼は、安土桃山時代から江戸時代初めのもので、市内数か所の遺跡からの出土品です。
唐津焼は当時としてはかなりの高級品で、地方の一般の人が使用することは困難であったと考えられています。出土したそれぞれの場所には、相当な勢力をもったかなり身分の高い人物が居住していたとみることができます。
400年余りの時を超えて見つかったうつわは何を語るのでしょう?
詳しい説明付きで展示しています。是非ご覧ください。
【日 時】12月11日(水)~2月14日(金) 9:00~17:00(※火曜休館)
【場 所】分じろう:(1階)文化歴史コーナー「HAKKAKE(ハッカケ)」
【主 催】十日町市博物館