分じろう・十じろう

■「まちなかステージづくり」プロジェクト始動。

・2013年11月7日、活用計画策定者「studio-L」の山崎亮氏を迎えて開催されたキックオフ集会を皮切りにスタートしました。市民による市民のための施設づくりがいよいよ始動です。

 

山崎亮氏(株式会社studio-L代表)

studio-LHP:http://www.studio-l.org/

 

■En+Design(エンデザイン)結成、勉強会開催。

・En+Design(エンデザイン)とは、「まちなかステージづくり」の市民ワークショップでファシリテーターを担うべく、そのための勉強会に参加した市民有志のグループです。ファシリテーションスキルや、先進事例を学び、市民ワークショップでの意見をまとめ、「十日町市まちなかコンセプトブック」を作成しました。また、市民とプロジェクト推進側との間に入り、両者をつなげる役割も担いました。後に新しいメンバーも加え、「まちなかステージ応援団」へと発展します。

 

■市民ワークショップ開催

・市民の思いをプロジェクトに反映させるため、市民や活動団体の意見を聞くワークショップです。テーマを変えて、計3回開催されました。多くの市民のからご参加いただき、ここで話し合われた意見、アイデアが「十日町市まちなかコンセプトブック」に反映され、2つの施設の改修に活かされました。

 

■施設実施設計者を選ぶためのプロポーザルの開催、設計者決定。

・2014年6月8日、「十日町市まちなかコンセプトブック」をもとに、施設改修の設計者を選ぶプロポーザルが開催されました。登録99件、1次審査60件の応募の中、第1次審査を通過した6者により行われた公開プレゼンテーション(第2次審査)では、審査員長に、馬場正尊氏(株式会社オープン・エー代表・建築家)を迎え、 審査員に山崎亮氏(studio-L)の他、市民代表として「En+Design(エンデザイン)」からも4人が参加しました。そして審査の結果、これまで使い手である市民・活動団体の皆さんが「まちなかステージづくり」ワークショップで話し合ってきた内容を、施設の設計に反映させるパートナーとして『青木淳建築計画事務所』が選定されました。

・青木淳氏((株)青木淳建築計画事務所主宰)

青木淳建築計画事務所HP:http://www.aokijun.com/

 

 

■ブンシツ(青木淳建築計画事務所 十日町分室)

・プロポーザルでの「建物の設計は市民と一緒に考えたい。」という言葉の通り、市民の意見を聞く場として青木淳建築計画事務所 十日町分室、通称「ブンシツ」が高田町の旧パン屋さんを改装してオープンしました。ただ会議やミーティングの場所としてだけではなく、クリスマスや望年会、雪まつりなど、市民主催のイベントが次々と開催され、いつしか市民の交流の場として、なくてはならない場所となっていきました。そんな経緯もあり、青木さんのご厚意で、閉室を当初予定の3月から6月へ延長していただきました。

 

■「3.11以後の建築展」に出展(金沢21世紀美術館)

・市民主体のまちづくりの手法が画期的であるとの事から、石川県の金沢21世紀美術館にて開催された「3.11以後の建築展」に出展されました。

 

■感謝祭の開催、まちなかステージ応援団始動

・2014年9月28日、施設の基本計画のタタキダイのお披露目にあわせて、青木さん山崎さんの公開討論、さらには参加者で話をしようというイベントを開催しました。そして、この感謝祭で一定の役割を果たした「En+Design(エンデザイン)」は、ここから新たな仲間を加え「まちなかステージ応援団」へと発展し、心機一転、活動を開始しました。現在も新たな仲間を募集中です!

(まちステ応援団HP)http://10stage.11506.net/

 

■まちなかステージフェスタ開催。

・2015年3月15日、施設の実施設計も大詰めを迎えたころ、実際に改修される旧西脇商店様ビル(のちの十じろう)を会場に、「まちなかステージ応援団」を中心に、市民の手によりイベントが開催されました。これまでの「まちなかステージづくり」の経緯の紹介、施設模型の展示、青木さん、山崎さん、市民によるトークセッションの他、ディスコタイムやカレー屋台の出店など、施設の完成後、こんな使い方をしてみたいとう事の予行演習の意味も含めたイベントとなりました。当日はたくさんの市民の皆さんにご参加いただき、大盛況となりました。

 

 

■ブンシツさよならパーティーの開催。

・2015年6月26日、ブンシツの閉室を間近に迎え(6月末閉室)、ブンシツに何かとお世話になった人たちが集まり、今までの感謝の気持ちを込めて、さよならパーティーを開催しました。

 

 

■ブンシツ2(青木淳建築計画事務所 十日町分室2)オープン。

・ブンシツの閉室を受けて、施設改修の現場事務所の一室があらたに「ブンシツ2」としてオープンしました。ここでも「ブンシツ1」同様、まちなか手芸部や、まちなか晩ごはん、ブンシツカフェなど、市民交流の場としての機能も受け継ぎました。

 

■十日町サッシの開発。

・青木淳建築計画事務所と、地元の材木屋さん、建具屋さんの手により、施設で使用する「十日町サッシ」の開発が始まりました。この「十日町サッシ」を展開させる事により、地元木材産業の活性化と、十日町特有の街並みの形成を目指します。

 

■起工式・安全祈願祭

・2015年6月25日、旧本町分庁舎裏にて起工式・安全祈願祭が行われ、いよいよ施設の改修工事がスタートしました。

 

■泥団子づくり

・〈分じろう〉に、「まちの文化歴史コーナー」という土壁で囲まれた部屋があります。そこには、笹山遺跡で出土された、国宝「火焔型土器」が展示されています。この部屋の土壁を市民の手で作ろうと、計3回にわたり「泥団子づくりワークショップ」を開催しました。たくさんの市民の皆さんからご参加いただき、合計1万2千個の泥団子ができました。

 

■『まちなかステージ トークライブ』開催!

・2015年11月27日、十日町市役所大会議室にて、まちなかステージのオープンに向け、施設の全貌の紹介や施設の使い方などについて、青木淳さん、山崎亮さんと語り合うイベントが開催されました。施設完成を待ち望む市民の皆さんが集まり、熱気のあるイベントとなりました。

 

■まちなかステージ施設愛称決定!

・施設の完成も迫ってきた12月、250を超える応募案の中、studio-Lの山崎亮さんと青木淳建築計画事務所の青木淳が審査員をつとめた審査会を経て、ついに両施設の愛称が決定しました。

 

【市民交流センター】:もと分庁舎、二丁目だから〈分じろう〉

【市民活動センター】:まちの中心の十字路近くに建つので〈十じろう〉

 

二つの施設が兄弟であるような、これまでの公共施設とは少し違った名前となりました。名付け親は本山実里さん。実は「まちなかステージ応援団」のメンバーでもあります。

親しみのある愛称で、これから皆さんの活動をもりあげます!

 

 

■「3.11以後の建築展」に出展、「水戸ブンシツ祭り」開催(水戸芸術館)

・金沢21世紀美術館に続き、水戸芸術館でも開催された「3.11以後の建築展」へも出展されました。そして今回は趣向をこらし、会場にて「水戸ブンシツ際」を開催しました。十日町の食材で料理をふるまったり、「ちんころ」を作ったり、ちんどん屋さんが練り歩いたりと、この日、水戸芸術館が十日町になりました。

 

■竣工式

・4月23日

■オープン準備月間

・5月4日~5月30日

■グランドオープン

・6月1日